Message代表者メッセージ

人生2度なし、悔いなく生きる

代表者が、本事業を営む上での、考え方、指針、思いを日々、新たに綴っていきます。

そして「人生2度なし、悔いなく生きる」を人生の目的・志 に掲げた代表者が、東洋哲学(古典)を基盤に独自の持論と理論を展開していきます。

企業の経営者、様々な組織や団体のリーダーの「知識・見識・胆識」と「論理・情理・道理」の指南書となり、勇気と実行力の推進となることを祈念してメッセージを発信していく所存です。

是非、ご質問、ご意見、ご要望がございましたら、ご教示頂き、お気軽に問い合わせ頂ければ幸甚です。

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2020.10.6

#144「理論的に正しくても」

理論的に正しい発言には、従うしかない
但し、それがあまりにも激しすぎたり、押しつけられたり、
特定の考えを刷り込もうとしたり、何らかの都合が込められたりすると
誰も従わない

もし、理論的に正しいはずなのに、誰も従わないとすれば
大いに反省しなくてはならない

自分が従わないことに人は従わないのである
先ずは、自分から理論的に正しいことを実践すべきである。

2020.10.6

#143「口を慎む」

口を慎むことが、最も重要なことだ
口は2つの役割がある

先ず、言葉を話すこと
そして食事をすること

しゃべり過ぎるとよくないことを招きやすい
食事をし過ぎると、健康を損ねる
どちらの面からも、口を慎むことが大切である

2020.10.6

#142「宇宙は我が心に他ならず」

宇は限りなく大きいもの
宙は限りなく長い時の流れ

ともにとてもとても見極められるものではないが、心が宇も宙も感じられる
つまり、宇宙とは、とりも直さず、我が心に他ならない

だから、物事の本質を捉えるためには、一番遠いところから、一番大きい器ですべてを観ること。
つまり、心で観ることが出来れば間違いはない。

決して反射的に目で見てはいけない。それは、表面的な虚像でしかない。

目で見ない。脳に騙されない。心で観ることである。

2020.10.6

#141「リーダー2つの役割」

国を預かる重要な立場の人には、2つの役割がある
先ず世の中を穏やかにすること
そして有事には決断力で事態に対応すること

安心感を提供し、決断力で切り抜ける

これは、組織のリーダー、小さなチームにも言えること
つまり、
・まずチームの和を作る
・そして何かあれば決断する

2020.10.6

#140「物を容れるは美徳なり。然れどもまた明暗なり」

本当に人を容れるということは、短所は短所として認めつつも、
その長所を発見して、それを容れ、それを助長し、活用していくことこそが、
長たるものの「容」の徳である。

経営者、リーダーは、自分の才能を働かせるだけでなく、
人を容れる「徳」を養うことにも、十分に意を用い、力を注ぐべきである。

2019.09.18

#139「重職心得箇条⑤:佐藤一斎」

「名分を正しくすること」とは、役職や地位、身分には必ず守らねばならない本分、その人が本来、果たさなければならない務めがある。これを1つひとつ正していくことが、とても重要である。
全てのポジションの人が、自分の本文を正しく認識して、それを真摯に実行してくれれば、国家も会社も組織も絶対にうまくいくものである。重役であってもその本分を正しく実行している人は、ごくわずかでしかないところに問題が生じる。
だから、経営者や組織のトップは、全社員の当事者意識の醸成とそれを維持し定着させる構造しくみを組織内につくり、機能させるが求められる。

2019.09.18

#138「重職心得箇条④:佐藤一斎」

組織における有事、特に、重大事の時は、それこそ百事が、様々な部門でいっせいにスタートするわけで、リーダーは、それを統率しなければならない。しかも、その多くの事柄がことごとくうまくいかなければならないから、「落ち着け!静まれ!この程度なら大丈夫!全責任は私にある。どんな責任も私がとるから、君たちは、何事も心配しないで、思う存分、自分の職務に立ち向かってくれ」とこういうべきである。
このリーダーの言葉が、当然、起きた重大事に騒然としていた内部を鎮定することが、人心を静め落ち着かせることになり、それこそが重職の名に叶うこととなる。

2019.08.28

#137「重職心得箇条③:佐藤一斎」

重職として、緊急にすぐに対処すべきときの注意点は何か? それは、「応機」である。

この「応機」というのは、タイミングを要求されることで「真っ先に行うべきこと」「指示すべきこと」があり、これこそが重要。そしてそのタイミングというものは動きがあるから、よく観察して計らなければならない。後々、どのようなことになるか予知予測し、思い描いてみること。例えば、「このことは、このようにするならば、A氏を困らせることになる」「これはこうするべきだが、そうすると後々、自分が責任を負わなければならなくなる」など、こうやって正当な行いがどんどん曲げられていくと、結局は、うまく進まなくなって、埒が明かなくなって難渋することになる。

初動」こそが重要であるから、何にも拘束拘泥することなく、リーダーとしてこれぞ正当と思ったら、惑わず、どしどしその通りに推し進めることが肝要である。

2019.08.27

#136「重職心得箇条②:佐藤一斎」

経営の要諦は、「大事」と「小事」、「軽視してよい事」と「重大事」を区別することである。

非常時に、遭遇したら「緊急に行うべきこと」「重要として扱うべきこと」を迅速に区別し、順序づけを行うこと。ゆっくり過ぎても急ぎ過ぎても駄目である。そのためには「着眼を高くして総体を見廻すこと」が大事なポイントである。

2019.08.27

#135「重職心得箇条①:佐藤一斎」

重職というものは、国家や組織の重要にして重大事を取り計るためにいる役職であるから、重役の立場にいながら、重要にして重大事を取り扱わずに、軽い仕事しかしないというのでは、重役とは言い難い。

重要、重大事などは、いつ起こるかわからない。だから、常に緊張感を持って職に当たるべきで、油断などをしてしまうこと自体が、すでに重職の適任者でないことを表わしている。そして、重職は、組織の重要にして重大事を取り計るわけだから、まずその挙動、言動から重厚にして威厳を養わなければならない。但し、この威厳というものは、即席で身に付くものではない。したがって重役になってから慌てて養うものでなく、ずっと以前から心掛けて、養成するものである。