Message代表者メッセージ

2018.01.8

#61「挨拶の意味と効用」

挨拶は、「心を開いて、相手にせまる」ことであり、挨拶の「挨」も「拶」も、直接の意味はぴったりとぶつかる、すれ合うということである。従って物を言うのに、相手の痛いところ、痒いところへぴったりと当たる、これが挨拶である。

挨拶をすることによって、人間関係が良好に保てる。正しい挨拶のしかたとしては、「あかるく」「いつでも」「さきに」「つづけて」がポイントある。特に「相手よりも先に自分から行うこと」と「相手に聞こえるように大きな声で」さらには「相手が気持ちよく受け取ってくれる」挨拶こそが、相手に対する礼節につながる。

職場で、家庭で、地域コミュニティーで、正しい挨拶を率先していきたい。
経営者、リーダー、父親、夫、息子として、相手から言ってくるのを待つのではなくて、自ら率先して、「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様です」を相手よりも先に率先して、言うことが大事である。仮に相手が、何も言わず、反応しなくても、止めずに続けるならば、必ず、相手も挨拶をするようになる。そして、それを百日も続けたならば、職場も家庭も会社も、そして社会も変わるであろう。

2018.01.6

#60「新年の意」

新しい年、2018年、平成30年が始まった。新年を迎えるにあたって、「新」という字の真の意味を解説したい。
元来この字は「辛」と「木」と「斤」との組合せである。辛は努力を意味し、斤は木を斬る「まさかり」「オノ」であり、「斤斤」といえば明らかに見分ける、いつくしむ(慈愛)の意がある。
即ち、「新」とは「よく木を愛し育て、それを努力して加工し、あらたなものとして活用する」ということを表わすものである。

目先の変わったものめずらしいこと、流行や時流に乗って、思いつきで新しいことを行っても結果は出ないし、長続きはしないであろう。
本当に新しくするのには、周到な用意と努力を要するわけで、そんなに簡単なものではない。

年の初めに勉強しなくてならないことは、先ずもって、己自身をどう維新するかということをよく考えることから始めることである。そして、ビジネス成果や人間関係において、あらたな価値を創造するために、自分が始めること、行うことを深く考えることが大切である。
*維新とは維(これ)新たにすることであり、これまでのことをちょっと変えて行うことではない。

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