2023.06.19
#195「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」
これは、江戸時代中期に出された書物「葉隠(はがくれ)」にある一文
これは命を粗末にしろと言う事ではない
武士はいかに生きるかと同時に、いかに死すべきかを考える。
逆に言えば、死を意識するからこそ、いかに生きるかという事を真剣に考える。
「朝毎に懈怠(けたい)なく死して置くべし」という言葉もある
毎朝ごとに、ゆるむことなく怠けることなく、死ななければならない。
つまり、毎朝毎朝、自分が死ぬイメージトレーニングをしておきなさいという教えである
「死を恐れないのと、死にたいというのは違う」とは映画「ボディーガード」の名言だが
武士道は、死を恐れないための教えと共に、生を輝かせる為の考え方だった
毎朝、自分が死ぬイメージをする・・・
いやがおうでも、今日一日悔いのないように全力で生きよう!となる