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Message代表者メッセージ

人生2度なし、悔いなく生きる

代表者が、本事業を営む上での、考え方、指針、思いを日々、新たに綴っていきます。

そして「人生2度なし、悔いなく生きる」を人生の目的・志 に掲げた代表者が、東洋哲学(古典)を基盤に独自の持論と理論を展開していきます。

企業の経営者、様々な組織や団体のリーダーの「知識・見識・胆識」と「論理・情理・道理」の指南書となり、勇気と実行力の推進となることを祈念してメッセージを発信していく所存です。

是非、ご質問、ご意見、ご要望がございましたら、ご教示頂き、お気軽に問い合わせ頂ければ幸甚です。

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2019.01.20

#105「人間の四耐(耐冷・耐苦・耐煩・耐閑)」

人生 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、激せず、躁(さわ)がず、競わず、随わず 以て事を成すべし 【清 曽國藩】
(訳)
人生は、ときに世間の冷たい仕打ちにも耐え、様々な苦学や煩わしさにも悠然と耐え、閑を得れば閑を利用して人生を掘り下げることができる。そういう人達であってこそ、はじめて大事を成すことができる。
大成する人とはどういう人か?
忙しい忙しいと口にして、煩わしい世話役活動を避けようとする―これでは人を寄ってこない。真に必要とされる人は、煩わしいことにも嫌な顔をせず、喜々としてこなしている人である。

2019.01.16

#104「志を責めよ」

上に立つ者にとって肝要なことは、その子弟の志を責めることである。つまらないことを口やかましく言っても、あまり効果はない。たとえば「会社を辞めたい」と申し出た若手社員に対して、自分の価値観や経験から説得しようとするとそれは相手にとって説教となり何ら効果的でない。「何の為に仕事をしているのか?」「自分の使命と貢献は何か?」「何でこの会社を選んで入社したのか?」など、その目的や大義、つまり志を責めることが肝要である。

2019.01.13

#103「上に立つ者の怠慢と過失」

賢人を見てもそれを挙げ用いることが出来ず、たとえ挙げ用いても、それを抜擢して上に立たせることをしないのは、上に立つ者の「怠慢」である。同様にまた不善の者を見つけても、それを退けることが出来ず、退けても遠ざけることが出来ないのは、上に立つ者の「過失」である。
リーダーは、現実を直視し、勇気を持って判断し、事を起こしていかなければならない。

2019.01.11

#102「明にして察に至らず、寛にして縦に及ばず」

経営者や指導者は明晰なリーダーでなくてはならないが、その明晰さが警察のようになってはならない。また部下に対しては、寛大なリーダーでなければいけないが、部下を放縦してはならない。

親が子に対しては、慈愛を以て接しなければならないが、溺愛してはならない。時には威厳を以て正すことも必要である。

2019.01.10

#101「日日新」

新年を迎え、新たな気持ちで、101回のメッセージとして「日日新」を解説致します。

すべて生きているものは、生長してやまない。生長とは、現状に停止することなく、日に日に新たなるものを創造し続けていくことである。

まことに日に新たに
日日に新たに
又日に新たなり

古来、中国の革命の君主 湯王は、洗面のたらいの底に、この銘を刻んでいた。自己を警めるために器物に彫り付けた文句である。そのたらいで毎朝、顔を洗うのだ。暴君と言われたこの君主も、たらいの底にかかれた文章(銘)を、心に刻み、心身ともに洗い清めていた。

是は、まさしく、修身であり、自分づくりにて、この日新の心で、人にも接し、事をも処理することで、人も事も物も皆、日に日に新たになっていくのである。
良いことも悪いことも、成功してうまくいったことも失敗してうまくいかなかったことも、楽しかったことも苦しくて嫌だったことも、引きずらず、翌日にはリセットして、新たな気持ちで朝を迎える。日々新たにすることの重要性として、韻を踏んだリズムある文句が「まことに日にあらたに、日日に新たに、又日に新たなり」なのである。
国や会社組織で、大それた改革や革命は掛け声だけでは何も変わらない。そしてまた、1日で出来る筈もなく、むしろ1日1日、一瞬一瞬を新たな気持ちで、行うことが大切。「維新、革新、斬新」をリーダーとして考え、途中で諦めずに行動し続ければ、その結果、変革は必ず起こる。イノベーションとは、生長し、創造し続けることである。このようなリーダーがこれからの時代は、必要である。

「温故知新」

今年も、日日新たな気持ちで、メッセージを作成し、#200までを目安に、皆さんにお届けしたいと思います。本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。

2018.12.25

#100「難事に処する心得」

すべて難しい問題に遭遇した場合には、急いで決断を下してはいけない。必ず暫くそのままにして、一晩よく考えることである。すなわち、夜、床についたとき、ああしたらよいか、こうしたらよいかと思いながら寝る。翌朝、心が声明になったとき、昨夜に引き続いてまた考えてみると、おぼろげながら一筋の活路が見い出され、義理(筋道)に適った正しい考えが自然に心の中に集まって来る。
それによって、難問題を1つ1つ処理して行けば、大概は間違いないものである。
経営者やリーダーは、難しい判断を下さなくていけない局面がある。反射的に反応するのではなく、難しい問題ほど即断することは避けるべきである。ましてや、体の疲労しているときや感情が興奮しているときに簡単に決めると誤った判断となる場合が多いからである。

2018.12.19

#99「ものの見方の3原則」

リーダーに必要な「ものの見方の3原則」として
1)目先でものを考えずに、常に5年先、10年先を考える。そうすれば発想が違ってくる
2)1元的でなく、多元的に見る
3)枝葉でなく根本で見る
これ即ち、ものごとを「多長根」で見るということである。
何が本で何が末なのか? どれが先でどれが後でよいのか? 本末と先後の判断をリーダーは正しく認識し、間違えてはいけない。

2018.12.18

#98「明朗快活」

人は明朗快活でさっぱりしたところがなくてはいけない。もしもいたずらに縮み上がってぐずついているようなものは、本当の「敬」-うやまう-とはいない。これは活きた敬ではなく、死んだ敬というものである。これでは何事もなすことができない。

「六然」でも、同様のことを言っている。

自ら処する超然(ちょうぜん) 自分自身では何事にも捕らわれずに居る
人に処する藹然(あいぜん)  人とは気持ちよくつきあう
有事には斬然(ざんぜん)   何か事件の起こったときにはきっぱりする
無事には澄然(ちょうぜん)  無事の際はすみきって居る
得意には澹然(たんぜん)   得意の時にはあっさりして居る
失意には泰然(たいぜん)   失意の時にはどっしりと落着いて居る

詳しくは、#14「得意と失意の時」を参照されたい。
経営者・リーダー・指導者は「明朗快活」な態度で事に処したい。

2018.12.16

#97「信をとるは難し」

人に信じられるということは大変難しいことである。なぜなら、人はいくらうまいことをいっても、言葉を信じないで、その人の行いを見て信ずるからである。更に、行いより、どんな心の持主であるかということを信ずるからである。だから人に信じられるということは難しい。
リーダーは、「明鏡止水」の如く、心の鏡が曇らないように、いつも徳を磨いて、澄んだ心を持たなければならない。

2018.12.15

#96「義を観てせざるは勇なきなり」 論語・偽政より

(訳)
人としてなすべきものだと知りながら、それをしないことは勇気がないからだ。

人として行動するべきだという場面に出くわしたときに、自分の利益などを考えて行動を起こさないのは、勇気があるとは言えない。
*「義」は、儒教の五常(義・仁・礼・智・信)の一つで、筋道の通った正しい行いのこと。

対義語は ・見て見ぬふりをする ・事なかれ主義 ・触らぬ神に祟りなし

普段は、ゆったりとして落ち着いていたとしても有事には、勇気を持って決断し、実行できる、そして責任をとれるのが、真のリーダーであり、大器量人である。