2017.05.13
#2 事業経営者に必要な3つの「き」
事業経営者には、3つの「き」が必要である。
先ず、1つ目は、「気」である。「元気」「活気」「覇気」「勇気」「運気」「気魄」を類する。
特に創業する人は、「元気」である。元気の気は、やる気の気であり、やる気を元に戻すという意味から、創業する人は、いつでも元気でいられる。一方で「客気(お客さんは、何れ家に帰るという例え)」というのは、一時だけ、元気であり、長続きしないので、本物の元気とは言えない。
2つ目は、「機」である。本物の事業は、問題解決からは生まれない。機会を創出して事業は生まれる。特に、ピンチをチャンスつまり「機会」として捉える逆転の発想と、自らの強みで勝負し、価値を創出する戦略発想が出来ることである。
3つ目は、「器」である。つまり、経営者としての器を備えているかである。ここで言う器とは、才よりも徳、即ち人物としての度量であり、器量を持つことを指す。
この3つの「き」が、バラバラではなく、一緒にならないと駄目で、全てを兼ね備えているのが、創業者であり、事業経営者と言える。