2018.03.31
#79「維新と革命」
物が改まるのには、大きく分けると「革命」と「維新」の2つがある。「革」は「改まる」という意味で、「命を改める」というのは根本からやりかえること。それが革命、レボリューションである(命=働き) それに対して「維新」というのは、だんだんに日々変化していく。日に新たに、また日に新たにして、だんだん変化していくのを維新という。病気でいえば、「維新」は内服療養で徐々に治して行くやり方であり、これに対して「革命」は外科手術である。外科手術は患部をすべて取ってしまうために治りが早いが、必ず痛みや後遺症を伴うことが多い。
このことを個人の場合でいうならば、常に注意を怠らず、「其の命維れ新たなり」という健全な生活をしているのならば、大それた、革命的な大手術をしなくてもよい。
つまり、日々、意識して新しいことに取り組んで、少しの変化を起こして継続すれば、その結果、大きな変革になることを、リーダーは知るべきである。そのためにもリーダー自らが自己維新を心掛けることである。