2019.09.18
#139「重職心得箇条⑤:佐藤一斎」
「名分を正しくすること」とは、役職や地位、身分には必ず守らねばならない本分、その人が本来、果たさなければならない務めがある。これを1つひとつ正していくことが、とても重要である。
全てのポジションの人が、自分の本文を正しく認識して、それを真摯に実行してくれれば、国家も会社も組織も絶対にうまくいくものである。重役であってもその本分を正しく実行している人は、ごくわずかでしかないところに問題が生じる。
だから、経営者や組織のトップは、全社員の当事者意識の醸成とそれを維持し定着させる構造しくみを組織内につくり、機能させるが求められる。