2019.03.26
#112「心の鏡を磨く」
自ら明徳を昭らかにす。(易経 火地晋)
太陽が自ら地の上に上っていくように、自ら、明徳を明らかにする。
「自ら」とあるのは、自分の心を明るく保つのは自分自身であって、人に頼ることではない
という意味。明徳は私欲に囚われていると曇ってしまう。
だから自分の心の鏡が曇らないように日々、自分で意識して磨かなければならないのである。
つまり「利己」的な自我の欲求を抑えて、「利他」の精神と「誠」の心で努力し、自分を磨くことが、明徳に繋がる。
*火地晋の卦は、太陽が昇るように前進して、明徳が明らかになっていく時を説く。