2019.09.18
#138「重職心得箇条④:佐藤一斎」
組織における有事、特に、重大事の時は、それこそ百事が、様々な部門でいっせいにスタートするわけで、リーダーは、それを統率しなければならない。しかも、その多くの事柄がことごとくうまくいかなければならないから、「落ち着け!静まれ!この程度なら大丈夫!全責任は私にある。どんな責任も私がとるから、君たちは、何事も心配しないで、思う存分、自分の職務に立ち向かってくれ」とこういうべきである。
このリーダーの言葉が、当然、起きた重大事に騒然としていた内部を鎮定することが、人心を静め落ち着かせることになり、それこそが重職の名に叶うこととなる。