2017.04.11
#1「使命と理念」
独立起業し、事業を創業する際に、肝心なことは、自分の「使命」と「理念」をトコトン考え抜き、揺るぎないものとして、明確にすることである。これが所謂、会社で言うと「企業ミッションと経営理念」に値する。
この唯一無二の揺るぎない「使命と理念」が、時代や国を超えても普遍的に通用する原理原則であり、判断基準としての拠り所となり得る。そして、今後、変わりゆく時代や世界の中においてもその「拠り所」があれば、時代の流れや変化に対しても自分を見失わずに、敏捷且つ柔軟に対応出来得ることとなる。
創業する人は、事業内容やサービス内容を考える前にこの唯一無二の「使命と理念」を創造することが肝要である。
このような見識こそが、東洋哲学としての「古典」に含蓄ある言葉として残されている。「温故知新:昔の事をたずね求め(=温)て、そこから新しい知識・見解を導く」という言葉の通り、事業経営の活学として「古典」を引用し味わいながら実践的に解説していきたい。