2018.03.19
#76「謙虚に学ぶ」
コップに水が一杯に入っているのに、特上のお茶を注いでも溢れるだけで入らないし注げない。古い考えややり方を捨てないと新しいやり方は学べないし、吸収できない。
自分の心にある古いものを空けて心をからっぽにすることを「謙虚」という。自分がこれまで持っていたものを捨てて、無にしてしまうこと。人間は謙虚にならなければ、真理は学べないのである。
「謙虚」とは、頭が低くて、物腰が柔らかいことだけを言うのではなく、虚心坦懐(#10に詳細説明あり)に、あるがままに受け止め、受け入れる度量のある人を謙虚に学べる人と言える。
学は及ばざる如くするも 猶之をうしなわんことを恐る
「学問に終わりはない」として学んでいるが、この心掛けをなくしてしまうことが恐ろしい